ホームページリニューアルにつきblogも過去記事を整理します。しかし決して忘れてはいけない学びのある記事があります。最も読まれた記事は、今も新しい学びがあります。

忘れたらだめでしょこの思い、(自分にも言ってます)当方はいつも試行錯誤しながらジタバタしながらの支援ですが、頑張り具合は満点なスタッフ達です。

「ひとかけらの力」~苦悩編~

前回は教える楽しさを書きました。

今回は教えるジレンマについて書きます。

学んだことをどんどん吸収して伸びる子が一方で、
学びに対してやる気がないこども達が一定数いる
ことも事実です。

こういう子達は、様々な要因がありますが、
「外国籍」ということが原因で、過去に嫌な思いを
した経験があったり、

誰も自分のことなどわかってくれないと感じていたり
何に関しても無気力な子が多い傾向があると経験上感
じています。

日本語の必要性を感じていない子どももいます。
これは家族等の周囲の影響が大きいです。

やはり気持ちが付いてこなければ、なかなか伸びません。
このまま小学校、中学校を卒業して、
何とか高校へ入ったとしても義務教育ではない高校は
そう簡単に進級ができません。

「やる気がないから仕方ない」
周りはそう言います。

でも、そのやる気のきっかけは周囲の力も大きいのです。

学校で一緒に遊んだり、けんかしたり、話したり
触れ合える日本人の友達が、全くいない子もいます。

学習するだけでは「ことば」は使えません。
話す機会が必要です。放っておいても自然習得できる子も確かに
います。でもそうではない子の方が多いと思います。

日本語学習がそのきっかけになれれば、嬉しいなと思います。

この力のひとかけらになりたい、と常に感じながら今日も
支援教室に向かいます。