7月27日 本年度第1回文化交流会 その1

「ふくろい遠州の花火」と重なりました。花火名人が集まる日本でも屈指の名人が10県から来集。全員連れてはいけないし、先生達だけで行くのはもちろん違うし、ということで交流会をちまっと行いました。

それでも25名参加。人数が少なくなったので(20名以上欠席)全員発言が可能になり、それはそれでよかったかな。

回を重ねるうちに、皆さんの発表も上手になり見せ方も一工夫してくれるようになりました。自国の紹介は「見える化」が進んでいます。自分で写真媒体の用意もしてきてくれるので分かり易いです。言葉がわかりにくいところはご愛敬ですが、会場の私達には十分通じています。それよりここまでよく話せるようになって偉いと思う感動の方が強いです。

前回も書きましたが、多少覚えに問題があっても、長く続けられる人は伸びます。学習者が最初のやる気満々のモチベーションが落ちてきた時こそ、交流会です。

写真は全体の様子です。

土曜日夜、学期末全クラス参加の交流会の様子(ブログへの写真掲載は許可済み)

どんなにまじめな生徒でも、一年間の間には休みたくなる日があるようです。休み癖が付くと結局教室から遠ざかっていきます。そして大変なのが飽きてきた頃です。「今日休みます」が増えます。

生徒の「今日休みます」は、いろいろな理由があります。特に季節にはとても敏感に左右されます。あたりまえですが暑い国から来た人はこの地域のはじめての冬は、寒さそのものより(空っ風)にひどくやられるようです。長年暮らしている者でさえビュービューと音を立てて吹き荒れる遠州の空っ風には何かと萎えます。そんな中、自転車や歩きであまり上等ともいえない(失礼)俄仕立ての冬衣装では大変です。学習がはじまっても脱げません。皆さん着たままなので帰りに寒いからと、私から脱がされる時があります。

今年も、インド、インドネシア、ベトナムの実習生が多いです。インドは「乾季」「暑季」「雨季」が一般的です。だから日本の春は美しい、秋の紅葉も素敵だといってくれます。インドネシアは熱帯国ですから四季は存在せず、「雨季」と「乾季」があるそうで、日本の冬は好きじゃないといいます。来るときに冬服を用意するのも大変なようです。

教室の開催も25年が過ぎて、以前 とある企業からインドネシアの実習生30人ちかくの日本語研修を任された事があります。今だったら完全に問題になりますが、寮に暖房がなくてよくわかっていなかった研修生は冬服どころか長袖の服も用意していない者もいて、持ってきた半そでを数枚着こんで教室にやってきました。11月とはいえもう秋も深まり日本人でも半そではいません。会の皆さんに声がけをして長袖や冬服を分けてもらい彼らに「よかったら着てください」と渡しました。

雇い入れた日本側の企業は小さな個人企業が多く、中には結構勘違いの?会社もあり、働かせてやっているという時代でした。続く(笑)