生活基本漢字381は2016年8月21日「基礎教育保障学会」の設立記念研究大会の際、見城慶和さん(元夜間中学校教諭)が、講演の中で会場の皆さんに紹介してくださったものです。1976年3月発行、1984年3月改定され当時の生徒(学習者)の日常生活に即した厳選された漢字です。時代の影響を受けた語彙は現代からすると問題にされそうな語彙もあります。しかしジャボラが考えたのは高学年で来日する外国人にとって、日本の漢字はやる気をそぐ目の前に立ちはだかる高い鉄板のような壁です。教える側も疲弊します。どうしたらいいのかと悩んでいるときに出会えた魔法のような存在です。漢字社会の日本において381漢字は、おおよそ70%位の漢字を理解することができるというのですからこれは何としてでも許可をとって使わせて頂こう。これしか考えられませんでした。問題はこの1984年当時使われた漢字をどうしたら現在によみがえらせられるかでした。でもとりあえずは許可をとる。当日の私は、もう出会えた感動と、興奮と、もしかしたら大きな変革になるかもと、パニック状態でした。2へと続く(笑い)